てーたんこーかろ

低たんぱく高カロリーを嗜むブログ

ナトリウム量表記におけるイレギュラーな「g」、いやそこは「mg」でしょ

日本食品標準成分表の成分表示の仕方が標準

慢性腎臓病(CKD)になって食事療法を始めてから、食品の成分表示は必ずチェックするようになりました。

 

食品の基本的な成分表示には、エネルギー、たんぱく質、脂質、炭水化物、ナトリウムなどがあり、その単位は普通は次の表のようになっています。

 

エネルギー/成分単位
エネルギー kcal
たんぱく質 g
脂質 g
炭水化物 g
ナトリウム mg

※塩分相当量(g) = ナトリウム量(mg) x 2.54 ÷ 1000

 

エネルギーは kcal、たんぱく質・脂質・炭水化物は g、ナトリウムは mg ですね。

 

これは文部科学省の公開している五訂増補日本食品標準成分表と同じ形式で、成分表示の標準フォーマットとなっています。

 

イレギュラーな「g」

ところが、ナトリウムの表示が「g」な食品がときどきあります。

 

ナトリウム含有量が多くて今どきの健康志向にそぐわないから、少なく見せようとして、単位を g にしているのか?

 

それとも mg よりも g の方がわかりやすいだろうという配慮なのか?

 

理由はわかりませんが、ナトリウムの g 表記はやめてほしいものです。

 

ナトリウム=mg という図式が定着している人は、「あ、これナトリウム少ない」とか思って買っちゃいますって!

 

しかも、塩分を控える食事療法を行っている人ほど ナトリウム=mg という図式が定着していて、間違える確率が高いという。

 

「g」か「mg」かは重用な問題

買って帰って、「あ、このナトリウム量、 g 表記じゃん。だまされた!」とかいうパターンはまだ許されるレベルです。

 

大きな問題となるのは「塩分(ナトリウム)少ないのに、味がしっかりしてるね」とか言って、疑いもせずに食べ続けてしまうパターンです。

 

医師/栄養士の指導に従って、必死に塩分摂取量を減らそうとしているのに、実は過剰摂取しつづけていましたということもありえます。

 

場合によっては病状の悪化を招きかねません。

 

ナトリウム量の成分表示が g か mg かは非常 に重要な問題なのです。

 

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しっかりチェックするクセをつけよう

結局のところ、しっかりチェックするクセをつけるしかありません。

 

お店で買うとき、家で使い始めるときは当然として、味が濃いなと感じたときもチェックしてみた方が良いでしょう。

 

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