マーガリンはちょっと危険かも!?
低たんぱく高カロリーなマーガリン
マーガリン、美味しいですね。
しかも、非常に高カロリーなのに低たんぱくなので、カロリーの多くを油脂や炭水化物から摂取しなければいけない慢性腎臓病(CKD)の人たちにとっては、なかなかに魅力的な食品です。
パンにマーガリンをたっぷり塗って食べていらっしゃる方も多いでしょう。
私もそうでした。
しかし、マーガリンの食べ過ぎには注意した方がよさそうです。
マーガリンはどうやって作られている?
ところで、マーガリンには不思議な点があります。
それは植物油であるにもかかわらず常温で固体であるということです。
一般に、植物油は、ココナッツオイルなどの一部の例外を除いて、常温では液体であるのが普通です。
しかし、マーガリンの成分表示にはココナッツオイルとは書かれていません。
では、どうして、マーガリンは常温で固体なのでしょうか?
実は、マーガリンの原料は、植物油に水素を加えて分子構造を変化させたものなんです。
この分子構造の変化により、常温でも固体で存在できるようになるわけですね。
そして、その分子構造を変えられた植物油のことをトランス脂肪酸と言います。
トランス脂肪酸は危険
さて、このトランス脂肪酸ですが、血中の悪玉コレステロールを増やし、善玉コレステロールを減らす作用があります。
悪玉コレステロールが増えると、動脈硬化などの疾患を引き起こすことは良く知られています。
そのため、WHO(世界保健機関)は、心臓血管系の健康のため、トランス脂肪酸の摂取は極めて少なくする必要があり、一日の総摂取エネルギー量の1%未満にするようにと勧告しています。
というわけで
慢性腎臓病で油脂や炭水化物からカロリーをとらなければいけないからといって、マーガリンを多く摂取するのは良くないようです。
マーガリンはほどほどにしておきましょう。
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慢性腎臓病 (CKD) でもポジティブな人たちがいっぱいです。
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